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日記 2011年1月

 

1月30日

私の友人が一人で外国に行ってしまうという。

旅行と言うより、住むらしく、学生でもないのに女性一人で海外なんて、良くある話なのか、

いや、無いだろうなあ。

彼女の夢だったらしく、お金をためるべく頑張って働いていたのは聞いていた。

 

友は、海外に住んでどうパワーアップするのだろうか。

 

考えてみると、彼らが決断し、頑張ってくれると、私も何かを決断し、頑張っている気がする。

まあ、彼らに比べれば些細なものだが。

私も、決断の1年。

 

さて、新日フィルにブリュッヘンがやってきた。

私のCD棚には結構な枚数の18世紀オケのCDがあるが、

大学時代から大ファンであったのだ。彼の指揮で吹いているのは感慨一入。

 

練習は第九からであったが、

冒頭の数段で、「これが新日フィルか・・・・」と唖然。

バロックボウやピリオド楽器を使っているわけではないのに、明らかに違う。

ただし、ノンビブラート始め、ピリオド奏法は取り入れてある。

ベートーヴェンの意思が剥き出しになる。

 

ブリュッヘンのアイディアは物凄い。

しかし、それ以上にベートーヴェンのアイディアが物凄い。

 

ただ、ベートーヴェンが死んでいてくれて良かったと思った。

生きていたら、何を言われるかわからない。

 

それにしても、交響曲とは、やっぱりベートーヴェンなんだなあ、とひたすら思う。

そして、ピリオド奏法に慣れたオーケストラが、翌月はマーラーだのストラヴィンスキーだのやるんだなあ。

 

一応、2月から3月にかけての新日の主な公演を列挙。

これは、十分「おち」になるだろう。

 

(1月27日~既にブリュッヘン指揮のもとのベートーヴェンリハが始まっている!)

2月8日 ベートーヴェン 交響曲1,2,3番

2月11日 ベートーヴェン 交響曲4,5番

2月16日 ベートーヴェン 交響曲6,7番

2月19日 ベートーヴェン 交響曲8,9番

2月20日 ベートーヴェン 交響曲6,7番(名古屋)

2月21日 ベートーヴェン 交響曲8,9番(サントリー)

2月26,27日 J.S.バッハ ロ短調ミサ曲(以上までブリュッヘンシリーズ)

3月4,5日 R.シュトラウス ツァラトゥストラはかく語りき ほか(指揮デリック・イノウエ)

3月11,12日 マーラー 交響曲第5番ほか(指揮ダニエル・ハーディング)

3月17,19日 ストラヴィンスキー 春の祭典 ほか(指揮ダニエル・ハーディング)

3月24日 ショスタコーヴィチ 交響曲第5番(指揮小泉和裕)

3月28日~ R.バラの騎士のリハ開始

 

新日フィルファンにはたまらない2,3,4月であろう。

もちろん、新日フィル楽員にとってもたまらない2,3,4月ですぞ。

多少意味合いは違うかもしれませんが・・・・。

それでも、私は元気です。

 

1月24日

新日フィル、定期の練習。

今日は2日目だったが、朝のインフォメーションによると、熱が出てでダウンした方がいた。

インフルエンザが流行っているらしい。

そして、インフルエンザにかかったら、オーケストラを休まなければいけないということだ。

 

インフルエンザ、というのは、熱が出て、吐き気やダルさに襲われるのだろう。

 

「吐き気やダルさ」に襲われることは、実は、結構ある。

 

そこで、事務局に、「インフルエンザで休むには、診断書が必要なのか」と聞いてみた。

 

すると、「まあ、必要ですね」と言われた。

「まあ、」というのは、

インフルエンザは発熱して直ぐには判定しにくいそうで(これは私も体験したことがある)、

高熱が出ているにも関わらず、インフルエンザという診断書発行が難しいケースがあるそうだ。

 

だが、基本的には、診断書が必要だそうで、

 

つまり、

 

「うわー、なんか胃の辺りが気持ち悪いから、ちょっとオーケストラに行かないほうが良いな」と

自己判断でお休みするのはダメだ、ということだ。

 

それにしても、アルコール消毒に余念が無い、という次の日に限って、

原因不明の嘔吐感に悩ませられるのは、いかがなものだろう。

 

そして、奏者の団結力が明日の名演を生むのであれば、

二日酔いは労災に認定されるべきなのでは、と思うが・・・・。

が、それだと、みんな労災だから、って仕事に来ないね。

 

ああ、このまま労災モードだと、明日に響くな・・・。

今日はこの辺でやめておこう。

ちなみに、今夜はハンペン、そしてお酒のゴールデンコンビでした。

 

 

1月14日

休みだった。

だが、休みの前日である昨日も、休みの今日も酒を飲まなかった。

珍しいことで、少なくとも、今年は4日間も休肝日があり、

と言うことは、週2の休肝日である。

なんということであろう。何かに付けて酒を飲むこの1月にして週2の休肝日。

さぞかし私の肝臓も物足りないことであろう。

が、私自身さほど物足りないとは思っていない。

 

ただ、

そろそろ破滅的な宴会をやりたいなあ、となんとなく思っていることは確かだ。

 

「毎日ダラダラ飲む」

「休肝日を作って、たまに死ぬほど飲み暴れる」

とどちらが良いものであろうか。

 

それにしても、以前は、

「毎日ダラダラ飲んで、ちょくちょく死ぬほど飲み暴れる」

を選択していたわけだ。

早く酔いが回るように、と、飲み屋まで走っていったこともある。

 

1月を迎え、数え年で32歳。

あと2倍生きても年金はもらえないが、やや、老いは感じる今日この頃、か。

まあ、飲める量が減った、ということに悔しさを感じない、というのが成長、と虚勢を張ろう。

 

 

1月11日

日本ホルン協会の演奏会が終了。

西村さんのソロの曲で3楽章の譜面設置に失敗、といううっかりミスがあり、

譜面台を3台使う作戦が、生きなかった。

練習でも、3台譜面設置の上で練習はできなかったので、

(2台置いては練習したが・・・・)

改めて、練習をどう行うかが課題と感じた。

将来的に、もう少し努力を重ねて再演してみたい。

 

さて、多くの人に会場ではお会いすることができ、たくさん話ができた。

 

ある楽器屋さんでは

正月から2日間で、ナチュラルホルンが10セット中9セットも売れてしまった、

と景気の良い話をなさっていた。

 

実は、中国製のナチュラルホルンで、1セット10万円に満たない価格らしい。

随分な価格破壊だ。

 

国内ではまだまだナチュラルホルンの受容が進んでおらず、

(と言っても、ヨーロッパでも一般的という訳ではないが・・・)

これを期に、愛好者が増えれば良い、と期待はしている。

 

ナチュラルホルンの話が出たついでに、

今月18日の夜に、昭和音楽大学で古楽器のレクチャーコンサートがある。

このコンサートでは、ホルンとトランペットに焦点が当てられるが、

ホルンはナチュラルではなく、「ピストンホルン」が話題の中心。

ナチュラルホルンにピストンシステムを付けただけの非常に簡素なもの。

Fピストンホルン。

講師の佐伯さん個人所有の楽器をお借りして演奏する。

 

すごい変な楽器だが、実際良く見てみれば、納得、って楽器。

ナチュラルホルンとピストンホルン、両方に対応できる。

残念なのが、ピストンの押しやすさを犠牲にしている点。

しかし、そこが、またナチュラルホルンから生まれたピストンホルン、という系譜を意識させてくれる。

実際、曲をさらっていると、ピストン押すのが面倒で右手を使って曲を吹いてしまいたくなる。

 

そのうち、「ロマン派でも当時の楽器で吹いてくれ」って言う指揮者が出てくるのだろうか。

楽器への投資ばかりが増えて、ちっとも儲からない、

なんて小言の前に、そもそもピストンホルンなんて市場に出回ってない。

どうやって手に入れようか。

いや、それでも結局お金が必要だろう。

 

うーん。

 

妻に言うと、「お金は稼ぎ方じゃなくて、使い方だ」との返答あり。

とりあえず、「買ったものの、さらっていない楽譜」を見て、納得。

 

 

1月8日

大手楽器メーカーの講習会に講師として参加した。

生徒はピアノと電子鍵盤楽器。

私がやったことは、彼らと競演すること。

私がホルンを吹いて、彼らに伴奏をしてもらう、ということだ。

 

4時間半、休憩を入れながら、とはいえ、

何度もモーツァルトの3番1楽章とサン=サーンスの演奏会用小品を吹き続けるのはキツかった。

それでも、未来ある子供との競演はとても楽しい仕事だった。

 

音楽大学に入ったのなら、弦、管楽器との競演は増えるだろうが、

彼らはまだ小学生~高校生。

管楽器とは初めてアンサンブルをする、という生徒も多かった。

 

ホルンでも、「ソロは吹けてもオケで使えなければダメ」とよく言われることで、

最終的にアンサンブル能力が問われる場合が多い。

ピアノのコンクールでも、大きなものはファイナルがオーケストラとの競演で、例外ではない。

彼らの今後の音楽生活が豊かになることを願う。

 

それにしても、鍵盤の方たちは物静かな方が多いようだ。

オーケストラ奏者は隙あらば飲んでパーッと暴れたがる人が多いのに。

同じクラシックの楽器、同業者とは思えない。

楽器が人を選ぶのか、楽器が人格に影響を与えるのか・・・・。

 

さて、明日は、日本ホルン協会のコンクール受賞者演奏会。

それに伴い、新年早々の宴会も行われる模様。

ふと、思えば、ホルンの伴奏を引き受けるピアノ弾きは、お酒が好きな方が多い。

もちろん、ホルン奏者は言うまでも無い。

とりあえず、明日は、コンクール1位受賞者として、紳士的に、静かに暴れよう。

 

 

1月5日

今日、9日に吹く曲を重点的にさらった。

最後に通したのだが、その際、先日買った録音機で録音してみた。

 

さて、吹き終わり、早速聴いてみた。

結果、

全部で3楽章の曲であるが、2楽章の後半で寝てしまった。

寝てしまう、ってことは「つまらない」ってことなんだろうな。

このままでは商品としてお出しできない、とわかっただけでも録音した甲斐があったというもの。

 

明日は、一日じっくり練習してみるか、と思うが、

無伴奏の曲だけに、作り方が難しい。

無調ではあるが、完全に無調という訳でもないし、

和声とフレージングのとり方が難しいと感じてはいたが、いやはや・・・・。

 

ところで、どうでも良いが、

この録音、不眠症の人には良いのではないだろうか。

ためしに今晩もう一度聴いてみようか。

 

それで、眠れなくなったら、どうしたものか・・・・。

まあ、私は別に不眠症じゃあないんだけどね。

 

1月2日

両親が我が家を訪れ、都内で静かに年を越した。

酒、蕎麦、初詣、寄席、酒。

真室川音頭も唄った。

 

早くも私の休日は終了。明日から仕事だ。

初売りでチューナーと録音機を買い、仕事のクオリティを少しでも上げていこうと決意。

ところで、録音機はなかなかに面白く、遊べそうな気がする。

 

「ホルン歴史研究所」などを発展させられるかもしれないし、

新コーナーを作ることができるかもしれない、と思った。

もちろん、動画には敵わないだろうが、このページに関しては文章だけで長らくやってきているので、

やってみる価値はあるだろう。

なにせ、ブログ、ツイッターではなく、ホームページ、しかもhtmlで作っている古風なページなのだから。

 

とはいえ、4月までは怒涛の忙しさなので、何もできないかもしれない。

新日フィルで大きいコンサートが続く上、4月はつの笛集団第30回記念の定期演奏会だ。

なかなかに大変な年であるように思える。

 

そもそも、

ウサギ年 「卯」というのが既に曲者。

「卯」の字の起源は、古代中国の処刑にある。

「人間の脚を左右方向に引っ張り真っ二つに裂く」という最も重い部類の刑罰であったそうだ。

それの象形が「卯」。

 

さて、どんな年になるか。

これまで卯年にあった出来事。

ドイツのポーランド侵攻による第2次世界大戦勃発。

中国天安門事件。

なんとも・・・・。

一方、ソ連とアメリカの宇宙船が協力してドッキングするなど、明るいニュースも。

「およげたいやきくん」「だんご三兄弟」も卯年。

 

たい焼きにだんご。

今年、もし、おやつの歌が出たら早めに楽譜を取り寄せてみようか。

 

新庄の民話、「のどやけだんご山」を歌にしたらどうだろう。

だれかやってくれないか、と思ったけど、だんごで二番煎じか・・・・。

 

てなわけで、どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

 

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