久々に浜離宮ホールへ。
浜離宮ホールへ行くのは果たして数年ぶりとなる。
ただし、このホールには久々であったが、最寄り駅「築地市場」に降り立ったのはさほどでもない。
今、外国人観光客に人気の築地らしいが、なにも外国人だけに人気なのではない。
そういった訳で、仕事の後に寿司を食って、お土産に卵焼きを買った。そこそこ満足ではある。
ただし、ひとつ、問題があった。
ホールを出る直前に、某S幌交響楽団のS方さんより電話を頂いて、お仕事のお誘いを受けたのだが、
日程合わずで泣く泣くお断りした、という一件があった。
今、海産物では山形のフグが人気沸騰中との事であるが、
やはり、北の幸は格別に魅力的。海水ウニ、ヤリイカ、ホッケの刺身、活ホッキ・・・・・。
特にイカは透き通っており、歯ごたえもあり、あれだけの為に北海道に行く価値は有ろうという逸品だ。
それを全力で思い出してしまったのである。
それを思い出しつつ1人で入店。まずは寿司を1人前握って貰い、葛藤の挙げ句、
「もしかしたら」、と僅かな望みを託してイカを刺身で頼む。
もしかしなかった。
先週、先々週、と名古屋方面に赴いた。
特に、「岐阜県可児市」に行ったときはキツかった。
新幹線で名古屋へ、そして名古屋から名鉄に乗り換え、1時間だったかそれ以上だったか。
何がキツイって、前日ついつい飲み過ぎて胃が重い。
こういう場合、名古屋は良いところだと思う。
「名古屋駅の新幹線ホームの立ち食いきしめん屋」
これに救われた酒飲みは恐らく星の数だけいるだろう。朝食も受けつけず、まして弁当・サンドイッチなど論外、という状況で、名古屋のきしめんは砂漠のオアシス同然である。
そう考えると、「東京駅新幹線ホーム」に「立ち食い蕎麦屋」が無いのが何かの陰謀のように思える。
嫌煙団体ならぬ、嫌酒団体みたいなのがあり、それが暗躍してるのだろうか?
「酒飲みを元気にさせてたまるか!」と・・・・。
まあ、蕎麦、きしめんに関しては、ただ私が宿酔い時に蕎麦やうどんを食べたくなるだけなのかも知れないな。
いずれにしろ、「山形駅新幹線ホームの蕎麦屋」と共に私にとってありがたいスポットである。
今更ながらだが、ついこの間の大晦日のことを書いておきたい。
山形県は新庄市にある私の故郷。ここに帰省すべく予定を立て、しばらくした頃、
私の中学校時代の友人等からメールがあり、集まろうか、と言う話になった。
ただし、メールは主な3通。
「お前等、30か31か新庄に帰るか?」
「じゃあ、何とは言わないが31な」
「15時から19時くらいまでに駅前集合」
ちなみに、メールは一括送信で、正直誰なんだろう?と予想もつかないメンバーが来そうだったが、
問題は勿論そこではなく、「15時から19時まで」という曖昧な集合時間だった。
結果、私は間を取って16時半頃に駅へ到着。見事に正解。
集合時間に正解があるのが既に怪しい。
とはいえ、この時点では発起人と2人だけ。それでも彼は吹雪の中16時頃から徘徊していたという。
何が何だか。
そして、五時過ぎに3人目の男が到着。
この男は既に10年来連絡をとっていない。だが、私自身彼とずっと会いたかった。そういう稀な男である。
今となっては彼に会えただけで正直行って良かった、と思うのだが、
この31日の時点では、「帰りたい」を連発するのだから、時は癒してくれるのだなあ、と感心するものだ。
実は、4人目の男は私が電話で呼び出した。勿論、理由も告げずに
「あ、今新庄駅近辺にいるから、市内にいるなら来てね」と。
その結果、新庄市内の居酒屋に、
「システムエンジニア」「物理学者」「設計エンジニア」「楽器吹き」
という訳のわからない4人が集まった。
序盤は「近況」、を話し、徐々に「物理の話」になっていった。物理は面白い。
だが、私は帰りたかった。と言うのも、実家には父母、妹、妻がおり、
私が外で遊びほうけていて良いものか、と自問自答。それで、「じゃあ、そろそろ」と言うのだが、
「もう1人来るから」と引き留められる。
大体、18時から飲んでいるのだ。もうすぐ30歳なのだし無理も利かない。
そういった訳で、結果、もう1人、というか、結果から言うと2人(+奥さん含め3人)来た。
しかし、中学の同級生が何となく集まって6人。
何となく、で男が6人というのはどうしたわけであろう。
1/2の6乗という訳であろうから1/64という事か。私は男子中学校にいたんだろうか?
うーん、そんな気がしてきた。
ともかく、みんな揃った頃にはもう新年も足並み揃えて待っていた。
「あけましておめでとうございます。じゃあ、そろそろ。」
「何言ってるんだ、今から初詣に行くんじゃないか!」
財政も破綻しそうな新庄を護る戸沢神社へ詣でても御利益はなさそうだが、
私は雪道をボロボロの靴でトボトボと付いていった。何せ、駅前にタクシーは1台も停まっていない。神社方面ならいるかも知れない、と思ったのである。
何を神頼みしたのか忘れたが、確実なのはタクシーがいないこと。ここでタクシーが来ますように、というのはあまりに刹那的で聞いてはくれまい。
結果、30分後の私たちは、元の居酒屋にいた。
もう飲めず、私はウーロン茶を頼むという最悪の元旦となった。
3時過ぎにようやく店に頼んでいたタクシーが捕まる。
聞けば、新庄市内で稼働しているタクシーは現在2台、とのこと。やれやれ。
そんな訳で、物理学者が言うには、とにかく演奏会案内を充実させて欲しい、との事であった。
元旦から気にかけていたことがようやくできた。良かった。
しかし、物理というのはもの凄いな。
ホームページの管理をするアプリケーションがようやく揃い、更新を再開することができた。
改めて、丁度1ヶ月の放置となってしまったことをお詫び申し上げます。
この1ヶ月は年末年始から結構色んな事があった。
帰省から昨日行われた新日フィルのホルンオーディションまでイベントは目白押し。
何やら週に1度は名古屋方面へ遠征、と移動距離もかなりなものとなった。
そんな訳で、色々書くべき事が多いのではあるが、
友人に「演奏会案内を充実させろ」と言われたので、まずそれをやろう。
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