「ホルン 歴史の研究室」へようこそ!
ホルンは実に興味深い楽器です。いまだ知られざる真実がある、そんな楽器なのです。
科学技術の進歩、経済の大変動、そんな現代だからこそ、温故知新、すなわち、
故きを温ね、新しきを知る、ということが大切になってくるのではないでしょうか?
一緒に、ホルンの歴史を振り返ってみましょう。
なお、ここで語られるホルンの歴史は、「大野世界におけるホルン歴史学会」の論文などに基づいているため、他の学会や研究機関が認めている歴史とは幾分違う歴史が語られている可能性があります。御了承下さい。
「神話は作り話」、と簡単に片付けるのは実は危険である。
神話の中に、歴史的な事実を隠喩したもの、または人間の願望などが隠れていることがあるからで、それが案外「事実」を表していることもある。
では、例として、「オーケストラ教」、通称「オケ教」の教典冒頭が語る神話を見てみよう。
「創造の7日間」、あるいは、「音楽創造」と呼ばれる有名な部分である。
第1日目、混沌とした音の中で、神は「音程あれ」と言った。すると、音が12音に分かれた。
第2日目、神はリズムを作られた。
第3日目、神はハーモニーを作られ、そこから機能和声が生まれた。
第4日目、神は音符と休符を作られ、楽譜が生まれた。
第5日目、神は楽器を作られた。
第6日目、神は自分の声を模して歌を作られた。
第7日目、神は飽きられた。
現在、歴史、科学の発達により、この音楽創造の神話はあくまでも神話である、とされるようにはなったが、良くみると、「事実」も含んでいる。
かつて、輝かしい文明を作ってきた指導者達は「音程あれ」と叫び続けて、平民階級を統制し続けてきた、という歴史は非常に有名である。
言うまでもなく、「吹奏楽民族」「オケ民族」「合唱民族」などの民族である。
「指揮者」や「バンドディレクター」「先生」などと呼ばれた各民族の指導者たちは、「部員」と呼ばれた平民階級を事ある事に「音程あれ」の言葉によって統治したのである。そして、当時大変貴重だった「金(古文書によれば当時は「ゴールド金賞」と呼ばれていたらしいが、地域差が見られる)」を手に入れようと争ったのである。
指導者の下、一糸乱れずに戦う吹奏民族の想像図
この宗教テーゼに支配された暗黒の時代(別称、青春時代)を「練習中世」もしくは「先生の合奏中世」などと呼ぶ。
だが、彼ら、「指導者」つまり「指揮者」などと呼ばれた特権階級は「創造の7日間」で神が創ったものではない。神は指導者を創ってはいないのである。神話の中にも現在尚続く「指揮者と演奏者」との争いを垣間見ることができるのである。
また、最後に作られた神の声を模して作られた「歌」が楽器を家畜同様に伴奏として使役することもこの神話では肯定されている。現在でも「オペラ」と呼ばれる歌至上原理主義において、「楽器」は奈落の底の狭い土地に押し込められ差別されている。
この様に、ひとつの神話からも多くの事実がみとめられる。歴史とは実に多角的なものと言える。「ホルンの歴史」、という非常に狭くマニアックな分野ながらも、その楽しみを少しでもわかっていただけたら、と思う。
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