震災で町のほとんどが流されてしまった岩手県大槌町。

昨年の夏に地元の方と協力して頂き、大槌町二の丸公園（大槌城趾）にて演奏会に出演しました。

地元の中学生（大槌中学校・吉里吉里中学校）とも共演しました。

 

大槌のためにがんばろう！という気持ちで日々の仕事に真摯に向かい合いたいという気持ちから展示いたします。

もし、権利者の方で不愉快に思われる方はご連絡ください。削除いたします。

また、大槌関係者の方で、こちらに展示してある写真のデータがほしい、という方は、ご連絡ください。

 

二の丸公園から眺めた大槌町

からりと晴れた大槌。湾に浮かぶのはひょうたん島、のモデル、弁天神社。

のどかな漁師町です。

 

弁天島（蓬莱島）

子どもの頃から大槌に行くたびに父に連れて行ってもらった弁天島です。

が、なんと、正式には蓬莱島という名称であることが、２０１０年の演奏会の時に町の方の証言で明らかに！

でも、「弁天神社がある島」ということで、弁天島と呼ぶ人も多いようです。

もちろん、ひょうたん島でも通じます。

 

もっと近づいてみる

小さい島に小さな灯台。

ひょうたん島に近い形をした島は日本中にありますが、灯台が付いた、まさに「ひょうたん島」はここだけ！

 

コンサート準備

その大槌で行われた演奏会。準備はとても大変だったそうです。

大槌城趾は山城。高台にある「二の丸公園」までステージ機材を運んだのは地元の有志。

実行委員会の皆さんが板を一枚一枚、数百メートルを人力で運んでくれました。

 

運んでくれた皆さん

 

実行委員会の皆さん

そして、こちらが実行委員会の皆さん。

なお、このほかにもメンバーはいるのですが、当日、少年野球の試合があり、そちらの送迎などで来られなかった方もいました。

いずれにしろ、みんな大槌の子どもたちのために日々奮闘する熱い人たちです。

悔しいことに、この中の３名の方が津波で行方不明となりました。

恩返しをするまえに、我々は大切な方を失ってしまいました、

綺麗事を言う前に、がんばれ、なんて言う前に、私自身ががんばらなくてはならない、と思うのです。

 

吉里吉里中学校の生徒たち

これはリハーサルの風景

吉里吉里中学校の生徒たちです。

木管楽器のみの演奏です。

ちなみに、先生は私の大学時代の後輩。実は、彼女は大学時代ホルンを吹いていました。

 

こちらは本番の様子。

奏者からは海が見えます。

今はお客さんもまばらですが、すぐにたくさんのお客さんで二の丸はにぎやかになりました。

 

大槌中学校

大槌中学校はいわゆる普通の吹奏楽編成。

迫力のある演奏でした。

かつ、ピンクレディーメドレーは振り付きありでした。

 

大槌中学校のみなさんと私。

質問コーナーで、トークが繰り広げられるはずでしたが、時間の関係上、質問は１問のみ。

なお、最後の曲は、

大槌中、吉里吉里中、そして我々の合同演奏で、もちろん「ひょっこりひょうたん島」。

 

第３のホルンアンサンブル

我々の演奏です。

大槌城趾。山、海に向かって吹いたのは本当に気持ちがよかった。

ロッシーニからドリフまで、５人の演奏でしたが、大盛り上がりでした。

 

終演後

終演後、ピアニストの内金崎君も加えて記念撮影。

彼は、大槌の役場に勤めて復興のため頑張ります。

近い将来、彼がまたピアノを弾く環境が整い、そして共演できる日が来ると信じています。

 

そして宴会へGO！

新港町から対岸の中心街まで徒歩。

大槌川の堤防の上を歩いています。

この川は秋になると鮭がやってきます。

この写真を見てわかって頂けたと思いますが、私の父の実家は、河口付近にあります。

この堤防を超えて津波がやってきたと思うとやりきれない気持ちで一杯になります。

一緒に飲んで笑いあった人が、と思うと悔しい気持ちで一杯になります。

だから、たとえ焼け石に水でも、頑張ろう、そう思います。

 

この写真をご覧になった皆さん。

大槌の皆さんに対して頑張れ、と言うのではなく、

自分が大槌のために頑張らなくちゃ、と思ってがんばりましょう！

 

明日も、明後日も、頑張りましょう！！

 

 

なお、大槌町に直接義捐金を送る際は下記の口座をご利用ください。

大槌町災害対策本部の町民向け会報より転載したものです。

 

（１）金融機関　岩手銀行　大槌支店

（２）口座種類　普通預金

（３）口座名　大槌町災害義捐金　大槌町長職務代理者　副町長　東梅政昭

（４）口座番号　２０３７７７７