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日記

 

12月21日

山形のプロ、プロを目指す音大生、音大卒業生からなる吹奏楽団体「プロウィンド023」

1月5日に山形テルサにてニューイヤーコンサートを行う。

今回は、ニューイヤーだけあって、フォーマルな内容からポップスまで。

誰でも聞いたことがあるポップスもたくさん演奏する予定!

初めて吹奏楽のコンサートを聴く方も楽んで頂けるプログラム!

また、吹奏楽ファンの方も

ジュビリー序曲 士官候補生 と敢えてこれを選ぶか?といいたくなるような往年の名曲、

そして

威風堂々、惑星より木星

と華やかな曲で喜んでいただけると思う。

 

また、ポップスは演出的にサプライズが!

プロウィンドと名乗るからには、アマチュアの方ではできないことをやろうという意思で

「あんなこと」をやってしまう。

お客さんの反応も楽しみなら、そもそも僕自身がとても楽しみだ。

 

正直、この演奏会に出ることは、僕にとって直接収入にプラスにはならない。

会議参加費(まあ、飲み代)や交通費、宿泊費はもちろん自分持ち。それに、1月5日とそのリハの期間に他の仕事を入れられない分を考えると、大赤字。

 

だが、どうしても一緒に吹きたい吹奏楽団体だ。

もはや、地元山形だから、だけではないように思える。

きっかけは山形だが、素晴らしいメンバーが集結している。

今後も充実していくだろうし、応援してくれる方も増えてくれると思う。

指揮の大井さんも真摯に我々と音楽に向き合って下さっている。

 

このプロウィンドを通じて知り合い、優秀な奏者だと話が伝わり仕事を貰った若手もいる。

大学の垣根を越えて連絡を取り合い、音楽活動に生かしている学生もいる。

きっとこの団体からどんどんプロの演奏家が生まれていくことだろう。

 

ぜひ、その瞬間を見にいらしてください。

ぜひ、応援にいらしてください。

右の PRO WiND 023のリンクから公式HPもご覧ください。

 

12月17日

選挙が終わった。

僕が入れた候補者は誰も当選せず。

考えた末、実務経験もある人が党首だし、とマシと思い比例に入れた党はほぼ無視された。

 

今回、多くの国民の判断は

 

「天皇陛下を元首とする」

「国防軍と交戦権を認める憲法をつくる」

「靖国参拝OK」

「中国などへの強硬外交」

「公共利益重視=それに反する個人的権利を制限」

「インフレ政策」

「原発の再稼働と推進」

 

ということになる。

今回、原発選挙という言い方もあっただけに、割合衝撃だ。

あの反原発デモはなんだったのだろう。

 

僕の考えは、

 

「原発はとても危険だが必要な技術」。

 

資源は無いが、技術がある日本には必要なのだ。

 

危険だからこそ、危険を熟知した技術者の不断の管理が必要だし、

地震、災害が多い日本の風土を考慮に入れた法整備が必要であると考える。

当然、一企業には任せられるはずもなく、

原発は国が直轄する独立行政法人の管理下に置かれるべきだと思っている。

 

だが、自民党は、なんの配慮もせず、原発を再稼働させるだろう。

選挙に勝ったのだから。正直、不安でたまらない。

 

それと、もう一つ。

懸念しているのが、天皇陛下のことと国旗国歌のこと。

 

今でも僕は天皇陛下を希望の光だと思って尊敬している。

ご自分のお体のことを置いて、被災地に赴かれ、手を取って被災者を励まされた。

ありがたいことだ。

 

その陛下を元首と法で決めるのは失礼ではなかろうか。

法によって決めつけない方が、国民の陛下への尊敬は本物である、と言えるのではないか。

 

それに、国旗、国歌も、オリンピック、サッカーをはじめとする国際試合では必ず掲げられるし演奏される。

法整備しなくとも、諸外国、あるいは、日本を快く思わない人たちすら認める日本の旗、歌なのだ。

 

陛下を尊敬し、日の丸、君が代を大切に思う気持ち。

これを、法に依らず社会全体で育てていくことはできないだろうか。

法に依れば、その法を守らせる力が崩壊したときに崩れる。

 

そう思えば、陛下、日の丸、君が代は素晴らしい我々日本人の習慣だ。

 

無理に習慣を変えてみようか。

 

日本の代表的な歌「ふるさと」

もし、これを「君が代」に代わる歌にしろ、と運動したらどうなるか。

 

ふるさとを失った被災地の方もいるのだし、

ふさわしくない、という人がたくさんいらっしゃる。

志を果たし、故郷へ帰れる世なのか、と問うしかない今だ。

都市一極集中型が急速に進む現在、東京がふるさとの人もたくさんいる。

ウサギを追うどころか、一生東京砂漠で何かに追われて終わる人も多いだろう。

これが日本の代表する歌と言えるのか。

 

方や、

 

「ふるさと」という歌を愛してやまない方は

これが法的に国歌になるのか、と絶望する人もいるだろう。

良いことも、悪いことも式典になる。

どんな国家の行事でも歌われるのだ。

ひとたび戦争になれば、

「美しい国土を守れ!戦え」と使われるだろう。

「志を果たして」=「軍人としてより多くの敵兵を殺して」になるだろう。

それこそ、ふるさとの美しい詩が形骸化すると嘆く人も多かろう。

オーケストラも「命を懸けて」情感たっぷりにふるさとを演奏するだろう。

 

というのは、極論かもしれない。

けれど、日本という国、習慣を愛して、一生懸命働いて、がちょうどよいと思う。

誰かが、見えない他人から必要以上に収奪しようと思うからおかしくなるのだ。

おかしいから、法に依るのだ。

そもそも、憲法は国家の暴力を規制するのであって、国民を縛るためのものではない。

 

将来の国家は、陛下を心より尊敬しているが、元首となった陛下は見たくないとする僕に暴力をふるうだろうか。

 

12月12日

都内もすっかり冬だ。

節電なんてのは当たり前で、電気代がかかるのは避けたい。

だが、できるのは工夫程度。

ホットカーペットの下に断熱材を敷き、床の冷たさを遮るとか その程度。

 

それにしても、選挙では、ずいぶん「原発」が焦点になっているようだ。

僕の感覚だと、それよりも、福島の原発事故の賠償、今後の対策の方が重要な気がする。

そして、東北、北関東太平洋沿岸部の復興について。

これについてのニュースはほとんど聞かれない。

果たして、どんな選挙結果になるのだろう。

どんな日本になるんだろう。

 

12月4日

先日行われた「大槌音楽ホール建設のためのチャリティー」。

有名演奏家たちの競演に僕も混ぜていただいた。

 

大槌からは町長はじめ、けっこうな人数がいらっしゃり、物産展も催されていた。

 

そして、大槌高校吹奏楽部の顧問と、その生徒である部長も。

顧問の先生であるK先生は僕の大学時代の先輩。

お会いすることができてうれしかった。

 

演奏会そのものは、ソロ、アンサンブルのガラコンサート。

各人が一言述べ、演奏。

素晴らしかった。

 

だが、何よりも素晴らしかったのは、吹奏楽部部長のあいさつ。

日本各地からの支援に感謝するとともに、お願いが一言。

多少言葉は違うけれど、次のようなことだった。

 

津波で多くの方が亡くなり、亡くなった人のためになにができるのか。

生きていくことは忘れていくことも必要。

それに矛盾するようだが、彼らが生きていたことを忘れないことが、彼らのためにできること。

それは、とても重い使命。

だから、みなさんにもお願いします。

彼らの名前も顔もわからないかもしれないけれど、

津波で亡くなった人達が3.11まで生きていたということを思ってください。

 

 

とても考えさせられた。

 

彼と、そして彼の先生であるK氏は、翌日も都内に宿泊とのことで

次の日行った「ホルンで紅白歌合戦」のリハーサルに招待した。

 

このホルン紅白も東京交響楽団のチャリティーイベント。

そのリハーサルに彼らを招待できたのはうれしかった。

 

彼らの前で、ネタを全てリハーサルした。

終始笑ってくれた。

 

大槌の人が、大槌チャリティーの時、次のように言っていた。

ようやくみんな動き出せるようになりました。

だから、いまこそ、皆さんに背中を押して欲しいんです。

 

ホルン紅白は、100名程度の動員数、そして13万円以上の寄付金を集めることができた。

みんな笑って帰ってくれた。

 

僕たち、ホルンで紅白に関っているみんなが、被災地で演奏したいと思っている。

最初は郡山になるかもしれない。

大槌にも絶対行きたい。

 

 

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ホルンで紅白歌合戦2014
新潟りゅーとぴあ2年連続登場
あのホルン紅白が新潟に帰ってきます! これは見逃せない!ご家族そろって新潟へ!

2014年8月30日14時開演
入場料1000円
紅組キャプテン大野雄太
白組キャプテン上間善之
ピアノ石井理恵
総合司会チャーリー犬和田
抱腹絶倒で夏バテにはウナギより効果あり!!お見逃しなく!

 


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