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日記

 

5月29日

岐阜県中津川市に吸収合併された旧加子母村。

ここに今年も行くことができた。

素晴らしい自然がある村。

水、そして木。

だが、一番素晴らしいのはここに住み活動している人たち。

つまりは人だ。

来年も行きたい。

本当に素敵なところだ。

 

チャリティーコンサートを中津川市で行った。

その際の募金箱は、加子母の木で作られた箱。

檜の香りがすがすがしい募金箱。

贅沢だが、彼らにはごくありふれた物なのだろう。

 

加子母の人は、物、お金の使い方を知っている。

本物の、何百年と残る建物を建て、

若い演奏家を子どものために呼んでいる。

そして、被災した方々に送る。

 

私は、加子母が大好きだ!

心からそう言えるように、彼らは人の心を動かした。

結局人なのだ。

 

5月23日

引っ越し、手つかずの段ボールがあと2個。

随分家らしくなったものだ。

棚も組み上げ、CD、楽器、本、楽譜などを収納。

我が家は本が多すぎるのだろうか・・・。

本を売る、捨てる、ということを考えなくてはならないのだろうか・・・。

物欲は無い方だが、本だけは別だ。

そして、本は実に重い。かさばる。

いっそスキャナーで、と思うが、うーん。

まあ、雑誌やら会報やらはそうすべきかもしれない。

 

ある人が、好きな本は、文庫本を購入し、

裁断して、一気呵成にスキャナしてスマートフォンに取り込み、

いつでも読めるようにしている、ということをどこかで書いていた。

(こういう内容だから、週刊アスキーかもしれない)

なるほど、と引っ越してつくづく感じる。

 

物は少ない方がよい、と多くの人が言っている。

 

そういえば、田中正造が、亡くなるときに所持していた物は、

聖書と日記他数冊の本とわずかなものだけだったらしい。

私がどうしても手元に置いておきたい本、

塩野さんの「ローマ人の物語」だけでも、現在40巻。

しかも、まだ続刊中。

それに宮城谷先生が手元にないのも考えられない。

 

うーん、私はやはり欲深い人間だ。

そういえば、明後日から旅だ。

何の本を持って行こうか、悩む。

そろそろローマ人の41巻が出る季節だから、復習でもしておこうか・・・。

 

5月22日

新日フィルのサポーターズーパーティーが盛況のうちに終了。

お客様に支えられている、と実感。

 

今日は、及川さんピアノ協奏曲の演奏会。

人生初ブラームスのピアノ協奏曲。

実に良い曲。そしてやりがいのある曲。

ブラームスは3番ホルンにソロを書く人。

ただ、傾向として、3番のソロは明るめの調で、お気楽。

そしてその後に、1番ホルンが、3番より低い調で登場、ってのがパターン。

 

ブラームスは、3番奏者には若い奏者が多い傾向があるのを知っていたのでは、と思いたくなる。

 

ともかく、本当に良い曲だ。

ちなみに、今日は協奏曲第1番。

まだ、第2番は吹いたことがない。

いつか吹いてみたい、と思う曲があるからホルンを続けられる。

 

それにしても、本当にブラームスは素晴らしい。

そのブラームスを散々コケにしているチャイコフスキーとは、一体どういう人だったのだろう。

チャイコフスキーのどす黒さがより強く感じられる。

まあ、ネガティヴもあそこまで行くとぐるり回ってポジティヴになるところが不思議だ。

ちなみに、新日フィルの来シーズンの演目で、

登場回数が多い作曲家、

第1位 チャイコフスキー

第2位 ブラームス

とのことだ。

第1位おめでとう、チャイコフスキー!

 

5月21日

引っ越し。

されど、今もって部屋は段ボールだらけ。

家にはまだガスコンロすらない。

が、お湯は沸かせて、インスタントみそ汁は飲める。

妻と2人で小さな机をだし、買ってきた弁当とみそ汁を飲んだとき、

何とも言えない幸福感に包まれた。

この気持ちを忘れずに生活していきたいものだ。

 

さて、引っ越し早々、備え付けのエアコンが壊れていたことが判明。

新品のエアコンが壊れていた、ということで、管理会社が修理を手配してくれたが、

しっかりした技術者というのは、挨拶も気さくな感じで好感が持てた。

もちろん、社内教育もあるのだろうが、技術だけでなく+αというのは大切なのだなあと感じる。

 

引っ越しはもうしばらくしたくない。

というより、まだまだ引っ越し最中だが・・・・。

 

「ホカ弁、コンビニやスーパーの総菜、缶ビールってのは、

一人暮らしを思い出すんじゃないか?」てなことを妻に言われた。

確かに、一人暮らしの時は、「牛丼」「コンビニ」「弁当屋チェーン」+缶ビールの生活。

これに、近所の中華屋でウーロン杯に餃子、スーラー湯麺が週1。

根津に住んでいたときは確かにそうだった。

妻が一人暮らしの時は自炊をしていたそうだが、

なるほど、自炊の方がやはり生活は彩りあるものになる。

いわゆるコンビニ弁当は、便利だが、飽きがある。

だから、金を使って外食したくなる。

実際、今、ぱあーっとやりたくなっている訳だ。

 

が、そのぱあーってのも、「焼き鳥でホッピー」どまり。

それ以上は特に望んでないところが、そもそも悲しい。

 

てなわけで、貧しい私だが、仲間に恵まれ、

Vnダヴィドヴィチ氏、Pfの中谷さんとホルントリオでチャリティーコンサートを開催いたします。

3,000円とちょっと高めの設定ではありますが、

選曲も演奏内容も本気の演奏会です。

すでに一度練習済みで、演奏する私も期待感が盛り上がっています。

薄っぺらでない、実のある演奏会にいたしますのでどうぞよろしくお願いいたします。

 

5月12日

そんなわけで、明日がいよいよ引っ越し。

良い町だった。

この部屋から更新するのも今日で最後。

周りは段ボール。引っ越し最中の更新とは毎回思うが、どこか殺伐としているもんだ。

引っ越し。

住むところが変わる、というのは、何かとてつもなく変わるのだと思う。

そういえばベートーヴェンは引っ越しを何回となく行っている。

 

家財がある、というのも幸せなものだ。

特に、大事な本がある、というのは幸せだ。

 

だが、重い・・・。

引っ越したら、スキャナを買おう!

 

そう、この前の引っ越しの時も思ったのではなかったか!

今度こそ、今度こそ!

 

CDの量が・・・。

そうだ、ハードディスクを増設しよう!

そう、この前の・・・・。

今度こそ、今度こそ、だ。

 

とりあえず、BGMはスネークマンショーだ。

これはHDDの中にしっかり入っている。

もちろん、CDも持っているが、良く聴くものは

 

5月10日

先日5月4日に山形にてプロウィンド023という団体が演奏を行った。

山形交響楽団の首席トランペット奏者井上さんが発起人で、

山形出身の演奏家、あるいは演奏家を目指す人で結成された吹奏楽団体。

意欲あふれた音大生や音大卒業生が事務方としてがんばってくれた、

その上に成り立った本番。

チケットは完売。

私は吹いただけで本当に申し訳なかった。

 

感謝すべき事大な演奏会。

私もメンバーとして参加させていただき、実に得るものが大きかった。

山響の八木さん、関谷さんが参加してくださり、

特に、八木さんは私の隣で、しかもアシスタントとして吹いてくださった。

アシスタントの方が素晴らしい奏者、というのも変な話で申し訳なかった。

申し訳なかったが、本当に勉強になった。

アルメニアンダンスの裏打ちやコラールの伸ばし一発が今でも脳裏に焼き付いて離れない。

着実な仕事が感動を生む、という好例。

裏打ちで感動したのは初めてだ。

6月にまたご一緒できるので楽しみでたまらない。

早く6月が来ないものだろうか。

 

というわけで、私が八木さんに感化されたように、

「隣の人、やたら上手い!俺もがんばろう!」と思って猛練習するようになったりして、

それがいつか仕事につながる、という団体に成長してくれればなあ、と思う。

武蔵野関係者が多くはあったが、

発起人が日芸だし、愛知県芸、国立、芸大、尚美、洗足、東京音大、山大(50音順)などなど、学閥が無いのも良かった。

いろいろ飛躍する条件はそろっている。

山形の管楽器奏者なら、プロウィンド023に乗ることがステータス、という風になれば、

身近な目標が1つ増えることになり、練習も楽しくなるのではないか、と思う。

 

次は何をやるのだろう。個人的にはスウェアリンジェン、バーンズとかをやりたい。

あと、メキシコの祭り。

次回、乗れるように日程調整を全力でがんばるところから始まる・・・。

 

5月7日

山形・新庄市にて私の祖父、祖母の法事があり出かけた。

宗教はどうも苦手である。

だが、今回、読んでいた本がたまたま宮城谷先生の「新三河物語」であり、

不謹慎と思いつつも式典を楽しんでしまった。

一向宗と法華宗(家康側)の対立が詳細に描かれていただけに、

彼らもこうやって手を合わせて祈りの言葉を口にしていたのだと思うと、

とても興味深かった。

 

祭祀は愉しむべからず、と言ったのは古代中国殷(商)王朝の箕子だったろうか。

私は、罰当たりな人間だ、と思う。

罰当たりついでに、母に請われ、寺のお堂でホルンを演奏した。

父の故郷を思い、南部牛追唄を演奏した。

お堂は、

極楽を現したとかいう金ピカな何かで飾られているだけに、

ホルンを出しても全く違和感はなかった。

 

ビンラディンが殺害された、と報道された。

宗教戦争は日本人には相容れない、というのは、間違いだ。

400年前までは宗教を理由に肉親同士が血で血を洗う殺し合いをしていたのだから。

それに、戦争で血を流している悲惨な海外の情報に無関心であることは、

かえって無慈悲であるように思える。

ビンラディンは裁判の手続きなしに殺して良かったのだろうか。

我々日本人は、命を落としている彼らのニュースをあまりに軽く見過ぎている。

 

親族が集まった法事。

みんなで食事をして、飲んで歌って、というのは、

本当に幸せなことだ、とあらためて感謝する。

 

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